穏やかに、でも楽しんで暮らしたい

1人暮らしシニアの日々

昔の大掃除って大変でしたね!

12月になりました。


師走です。なにかとせわしない気分。
昔に比べれば随分呑気ですが。



昔私が小さい頃(大昔)
12月の天気のいい土日には何かしらの掃除が行われていました。



一番面白かったのが障子の張替え。
いつもは穴をあけたら叱られる障子に
「穴あけていいよ」の号令がかかる。


私と兄は喜んで障子に穴をあけます。
鉛筆をつきさしたり、指で穴をあけたり。
でもすぐにつまらなくなるのです。
許可されてしまったら面白くなくなってしまう。


そして庭にどんどん障子が出されてホースで水をかけます。
それも面白い。しばらくおいて障子紙をはがします。
桟だけになった障子の姿も珍しくて楽しい。


家族総出です。たわしでゴシゴシ。
きれいにはがさないと綺麗に貼れない。
でも私と兄はすぐに脱落。あとは見てるだけ(笑)



何枚あったことか。
平屋の日本家屋ですから障子、結構たくさんありました。


綺麗に障子紙が剥がれたら今度は
貼っていきます。


のりを薄めたものを刷毛にとって下から一段ずつ貼っていきます。
桟の幅のものです。(この絵のように一枚ものではなくて)
上手にちょんちょんと刷毛でのりを塗ります。
霧吹きで水を吹きかけながら、、(乾いた時にしわが出ない)
継ぎ目が上からかぶるように順番に。(ほこりが中に入らない)
父も母も器用な人で綺麗に貼れます。


継ぎはぎがなくなった綺麗な障子でお正月を迎えます。
穴が開いた障子の継ぎはぎはよくやってて、花びらの形に障子紙を
切る方法は母に教わって良くやりました。



こんな事、今でも家でされているところ、あるんでしょうか。
専門家にお任せするのが普通かな。
その頃は子供だったのでイベント的に楽しかったのですが
両親は大変だったと思います。


寒い時期に水かけて、なんで冬にしてたんでしょうかね。
お正月は今より特別だった?


毎年していたかどうかですが、畳も出して思いっきり
たたいてホコリを出すというのもやっていたし。
畳の下から出てくる新聞紙が何年前かのものだったりして
それを見たりしてましたね。。


ふすまの張替えも家でしていました。
そちらは主に父がやっていたような。
おかげでふすまの構造がどうなっているのか今でも
覚えています。


いやはや昔の人はすごい。みんなそうだったのかな?
私にはとてもとても(>_<)