穏やかに、でも楽しんで暮らしたい

1人暮らしシニアの日々

ひとりぼっちと孤独と孤立

大昔10代のころ、堀江健一さんが太平洋を一人で横断した時の
本を読んだことがあります。



何故本を手に取ったのか
内容も全然覚えてはいないのだけれど、
唯一記憶に残ったのは


「太平洋のど真ん中でひとりぼっちだけれど
孤立はしてない(ひとりじゃない) 仲間がいる」


というような文章だったと思います。
(うろ覚えです。間違っていたらごめんなさい)
なぜかこの文章は長い間(今でも)私の心にとどまっています。


少しペシミスティックな文学少女をきどっていた
私にはこの言葉が引っかかったのかもしれません。


孤独と孤立は違うというような事もよく
聞きます。



「ひとりぼっち」とは
仲間や頼る人などがいなくて
ただ一人であること。


「孤独」とは
精神的なよりどころとなる人や、心の通じ合う人などがなく
さびしい事。
(まわりにどんなに沢山の人がいたとしても)


「孤立」とは
他から離れて一つだけ立っていること。
仲間がいなくてひとりぼつちなこと。
他の助けがなくただ一人でいること。


簡単に調べてみると上記のような事らしいのだけれど
私の中のニュアンスとはちょっと違うような、、気がする。
日本語って複雑。
堀江さんの当時の解釈も少し違いますよね。


英語でも
alone
loneliness
Isolation
みたいに言葉は色々。
英語でもニュアンスが違うんでしょうね。





ひとりぼっちと感じたことはあまりなくて
それは本当に物理的に人がいないって感じで、


孤独はやっぱり自分を理解してくれるひとが
いないなあと感じることで、


孤立は本当に回りに誰もいなくて孤独を感じるよりも
さらにきつくてすべてにおいて本当にひとりっきりな感じ。




家族がいても、周りにどんなに沢山の人がいても
孤独を感じることがなかったわけではなくて、
それは一人暮らしをしている今でも
あまり変わりない頻度でおこるような気がする。



今のほうが昔より人とはつながりやすく
なっているはずなのに、
逆に大勢のなかの孤立を感じてしまいそう。


こんなに沢山の人がいるのにね。



隣に人がいるのに孤独を感じるのは
つらい事です。。。



ちなみに今私は一人暮らしですが
今日の私は


ひとりぼっちでもないし
孤独でもないし
孤立してもいません!




たまーに「ただいま」と言ったら「おかえり」と
言ってくれる人がいたらいいなと
思うこともありますが
それはごくまれで、基本的には
一人が気楽で楽しいです!!
すべてが自分のやりたい放題!!(笑)




堀江健一さんが最近また単独太平洋横断をされたとき
ふと思い出して考えた事を書いてみました。




(この文庫本を持っていたのですが度重なる
引っ越しにより捨ててしまったのか
見つかりませんでした。
プレミアがついて1000円という価格になって
いるのを発見。。。惜しい事をしたな。。(笑))