穏やかに、でも楽しんで暮らしたい

1人暮らしシニアの日々

ずっと思ってきた事。

昨日読んだいくつかの記事とそれに対するコメントなどを読んで
私の中で今日は色んな思いがぐるぐるしています。
いやな感じになる可能性があるので読みたくない方、パスしてください。



その記事、どれもが私の中でもずっとあった思いに触れるところが
あるものなのでなんとか考えをまとめて今日書きたいなと思いましたが、
なかなかまとまりません。
でも今日書かないとまたどこかに消えてしまいそうなので書く事にします。



私は結婚した時に他府県から引っ越したので当然ながらその前に
働いていた所は退職しています。(実際その時は非常勤職員だったのですが)
そしてそこからしばらくは無職で専業主婦。夫の第3号被保険者になることとなりました。
特にやりたい仕事があったわけでもなく、当面の生活はなんとかなりそうだったので
何も考えてなかったと言ったほうが正しいと思います。
(ぼーっとした人間だったので)


すぐに子供3人に恵まれてバタバタの日々がやっと少し落ち着いてきたころ、
ハタと考えました。(随分遅い覚醒です)


私は〇〇さんの奥さんで、〇〇ちゃんのお母さん、〇〇君のお母さんでしかない。
それだけしかない。私個人はどこに?


多分あの時代の女性で専業主婦だった方の多くはそういう事を
感じたのかもしれません。


そこで働こう!となりました。もちろん3人の子供が成長していくのに
充分なお金があるとも思えませんでしたから必要な事でもありました。
でも私には何も武器となるスキルはありません。そこでちょっとした
資格をとったりして履歴書に書けるものを増やしました。


当然ながら夫に働きたいと伝えたところ
「家にいたらいいやん なんで働きにでなあかん?家事はどうするん?」と。


私は「自分」が欲しいという話をしましたがそれは通じませんでした。
もちろん将来子供たちにお金がかかることも言いましたが
それもわかってはいなかったようです。


結局家事はきちんとするという約束でパートの仕事を見つけました。


PTAや子供会、バタバタしながらそういう事を全部こなしていても、
昼休みに買い物や用事をして帰宅し5分で食事をしてまた仕事に向かうという
生活でも夫は基本的に何もしません。ゴミだけは出してくれてたかな。


結婚当初牛乳パックの開け方も知らず(これには驚きました)
食卓に座って箸がでていなければ「箸!」という人でしたから。
(さすがにそれは自分で出すようにはなりましたが)
一人暮らしの経験もなく家事が何かも知らない人でした。
でもその頃の男の人ってこういう人多かったですよね。



それでも家庭はぱっと見たところ実に円満だったと思います。
基本的に真面目な人で、時計のように
毎日同じ時間に帰宅しますし、しっかり働いてはくれましたし。


私が働き始めて職場で歓迎会を開いてくれ、初めて夕食時に家を留守に
した時もそれほど文句もいわずいつも通り帰宅して
子供たちの食事の対応はしてくれました(もちろん準備は私が済ませてからのお話です)
第3号被保険者として扶養されていた時代が続きます。


養ってもらっている身分だから家事は私がするべきなの?
対等ではない?家事も育児も全般にこなしていますけど?


今こんなこと言ってますが、当時はそこまで真剣に考えてはいなかったんです。
これが普通なんだと思っていましたから。
ただ、自分で自分のご飯の面倒くらい見れるでしょうってたまには
思っていましたが。とにかくご飯を作るのは私でした。いついかなる時でも。
(ちょっと大げさかもですがそんな感じでした)


パートの職場ではどんどん仕事が増えて行き、信頼もされて
途中で正社員として働きませんかと言われたこともあります。
でもこの状況でフルタイムで働くのは無理があると考えて
それはお断りしていました。(社員さんはよく残業をしていましたし)


なんとか扶養範囲内ですませようと自分で勤務時間を調整して働きました。
もうこのままの働き方ででずっと働いたほうが家庭円満には良いなあと思い始めて
いたころ、夫が失業しました。それも自分の失態で。


一大事です。


丁度子供たちに一番教育費がかかる頃。
将来の私たちの生活にも不安しかありません。


そこで私は反対に上司に願い出て正社員にしてほしいと頼み込みました。
でも状況は少し変わっていてすぐには正社員にはなれませんでしたが、
フルタイムパートとして社会保険はすぐに対応してくれました。


私が第2号被保険者となり、夫と子供たちを扶養することになったのです。


この時夫とは話をして、しばらくはゆっくりしてもいいけど、
(職を失ったことで夫もかなり落ち込んでいました。)
次の道を考えてねと言いました。結局次の道は開きませんでした。


私はしばらくして正社員として登用され、多分私の持って生まれていた
性格とかがその仕事に合っていたからだと思うのですが、仕事は充実していました。
パート出身ではありましたが、それなりに少しは昇進して
なんとか定年まで勤めあげることが出来ました。
子供たちも奨学金をうけながら無事3人とも大学まで進学し、社会人となりました。



正直、夫を扶養するとなって立場が逆転した時に
「家事はあなたがするのよね!」と思いました。
それまでにそういう意味のセリフを吐いていましたからね。
「お前の稼ぎが俺の稼ぎより上になったらそれくらいやってやるわ!」と。


家事はそれくらいの事なんです。
でもそんなことってできないですよね。
料理の「り」の字もしたことがないし、洗濯だってしたことなかったですし。
出来ないなりにでももう少し頑張ってくれればよかったのですが。
(少しはやろうとしてはいましたが)
プライドが許さなかったのでしょうか?
だんだん家の中の色々なことが崩れていきました。
私もせっかく正社員にしてもらったのだからしっかり働かないとという
気持ちで残業も厭わず働いていましたし。


でも何か起きたとしてもそこにお互いを思いやる気持ちがもう少しあれば
なんとかなったのではないかという気もします。
お互い好きで一緒になっているのにうまく行かない。。
何故?って普通は考えますよね。
大変な時こそ力を合わせて頑張るっていう風にならなかったのは
お互い好きという気持ちが失せてしまってた?
私からの一方的な思いで言えば夫に対する信用を完全に無くしたからと
いうしかないです。向こうがどう思っているかは知らないけどね。


もちろん別居に至った理由はこういう事だけではありませんが。
別居状態も随分長くなりました。。。


うーん。今となっては色んな事がもうよくわからなくなっています。
でもタラレバ話はどうしようもないですね



つい昔の愚痴で毒を吐いてしまいました。



本当は女性の働き方についても思う所があるのでそれも書きたかったのですが。



たとえ制度が変わったとしても社会全体が変わらないと
男性も女性も不満なく働く事は難しいのでしょうね。
実際今でも共働きで子供が病気したりすれば周りの理解や協力がないと厳しいでしょう。


ここまで書いて投稿するかどうか随分悩んでいます。
ちょっと疲れました。自分の事書きすぎたかも。どうしよう。。


まっいいっか。せっかく書いたし。
結局まとまってはいませんが。


結局、私は


第2号被保険者も、第3号被保険者も、
専業主婦も、パート社員も、正社員も
PTA役員も、子供会役員も、


いろんな社会、世界を全部経験できてラッキーだったと思っています^_^