穏やかに、でも楽しんで暮らしたい

1人暮らしシニアの日々

懐かしのぼうしパン

先日高知に行った際に懐かしのお店で
ぼうしパンを買ってきました。


最近は関西でもぼうしパンという名前で売られているのを
みかけますが多分もともとは高知で売られていたパン。



小学生の頃、私の母親は私が通う同じ小学校に図書室の事務職員として
働いていました。
PTAのパート職員って感じです。
小学校の中で「科学」「学習」っていう学習雑誌を
売ったりしていたのでそういう関係の仕事だったと思います。
あの頃は学校内でそんなことしてたんですよね。



学校に母がいるというのはうれしいような損なような。
教室内で起こる出来事は先生から母に細かに伝わっていたので
忘れ物をしたりするとバレバレ(笑)
でもお得なことも多かったような気がします。
先生方と仲良くなったりして普通の小学生では考えられないような
事してましたね。
放課後職員室で遊んだり、
先生の個人情報(大した事ではありません)知ったり(笑)
のんびりした時代でした。



高学年の頃、授業が終わると図書室に向かい、
本を読んだりしながら母の仕事が終わるのを待ち、
一緒に帰宅していた時期がありました。



その帰り道のお楽しみ。
「こみ」というパン屋さんでパンを買う事。
通学路にあったのです。


もちろん毎日ではありませんが、とても楽しみでした。
そのパン屋さんはそんなに大きくなくて
パンの入ったショーケースは両手を広げたくらいの小さいもの。
その頃の私にはおばさんに見えましたが多分30代くらいの
いつもにこにこしている方、多分パンを焼いていたのは
旦那様だったのでは?
そのお店にいるにこにこしているおばさま、
本当にいつもにこにこしていたんです。そのイメージしかありません。
いつも優しく声をかけてくれました。
その方と母との何気ない会話などをききながらパンをあれこれ選んだのは
子供の頃の懐かしい思い出です。



そんな思い出のパン屋さんについて聞いたのは随分あと、
なんだかものすごく大きく立派になっているよと
かつての同級生に聞きました。
一度行ってみたいものだと思っていて、
それから何度か高知には行ったのですが「こみ」に行くチャンスがなくて、
息子にその話をしたら息子が高知に行った時に行ったとのことで
おみやげやお店のパンフレットを持ち帰ってくれました。
でもなかなか実感がなくて。あんなに小さなお店だったのに。



それが今回やっと訪ねる事が出来ました。
1人でものすごく興奮していたので兄夫婦とかも
きっとおかしかったでしょうね。


そのパン屋さんで多分一番多く買っていたであろう
念願のこちら、ぼうしパンを買ってきました。

ぼうしパン、高知でも色々なお店で売られていますが
私かぼうしパンと呼びたいのはこちらの中身の問題。

こしあんが入っています。このこしあんが美味しい。
(昔よりこしあん少なくなったような気がしますが、、)



このこしあんと、周りのすこしかりかりして薄く焼かれている縁の部分と
帽子型の上の皮の照り感、この3点がそろってないと、
ぼうしパンと呼びたくない。(私何様?)



まあ、このパンが一番の思い出っていう事です。



「こみ」は
「コミべーカリー」に変わってすっかり大きく立派になっていました。
昔の場所の横に大きなビル状態。すごいもんです。
あんなに小さかったのに。
でも向かいにあった公園などは昔のままで
本当に懐かしの場所でした。



念願のパン屋さんに行けて、パンを買えて、よかった!


もし高知に行かれる方、よろしかったらどうぞ!
チーズケーキも美味しかったです!
(回し者ではありません!)