やっと読めた予約本「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」
随分前からムラゴンブログ内で見かけることが多かった垣谷美雨さんの
「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」
やっと図書館の順番が回ってきました。
垣谷美雨さんの本、
「もう別れてもいいですか」だけ読んだ事があります。
この「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」はエッセイ本ということで楽しみにしていました。
読み始めてすぐ笑う。
少しお金をケチったせいで安いポンカンを買ってしまい
美味しくなさ過ぎて絶望のどん底だって!
高いものと安いものと比べて安いものを手にとるのはごくごく当たり前。
高いものを手にできるのはよっぼどの差があるか、自分に余裕があるか、
それを許せる特別な理由があるときだけ。
一般庶民はみんなこんな感じですよね。どん底までは落ちませんが(笑)
つまり、、垣谷美雨さんは一般庶民かな?
勝手な事言ってます(^_^;)スミマセン。
でも読み進めていくとホントにたぶんそうだと思う。
考えている事がほぼ全てにわたって共感できる。
良く見て見ると私と同じトシ。
育ってきた時代が同じということで共感できる部分は随分多い。
もちろん地域や環境が違うので、え?と思う事もあるけれど
だから今まで発行されている小説のタイトルを見てもきっと
そういう感覚が十分に出ている小説なのだろうと想像できる。
でもだからこそちょっと小説はあまり読みたい気分にならないかもしれないと
思ってしまう。
身につまされるというか、絵空事でなくて事実に近いと感じてしまうかも。
実際「もう別れてもいいですか」を読むのは少々しんどかった。
小説を読んで辛くなることはめったにないのだけど - 穏やかに、でも楽しんで暮らしたい
つい我が身と比べたり、自分の生活を振り返ったりしたくなる本は
正直なところあまり好きじゃない。感情移入しすぎてしまう傾向があります。
私が好きな本のジャンルはミステリー(推理小説) 。
本の中に非日常を求めているのかも?
エッセイ本も好きですが、自分とは全然違う方のエッセイだと安心して読める感じ。
でもこのエッセイ本はあまりにも自分と近くてそうそう!と思えるとこが多くて
逆に一気読みしてしまいました。
そしてそういう事を考えている人が沢山いるんだろうなと思えて
少し安心したりして。
ぼんやり思っていたことをこうやって文章にしてもらうと、
良く言ってくれました、よくわからなかったけどそうなんだよね、
私もものすごくそう思う、、っていう感じ。
読んで色々すっとしました。
ごめんなさい垣谷美雨さん。このエッセイの中にあるように
小説をこういう思いで書いたとしても違う思いで受け取る人もいるってことです。
それはそれでいいんだと私は思います。
うん?いいのかわるいのか?好きなのかきらいなのか?
またまた支離滅裂になりました。
スミマセン個人的な感想です。
しかしまあ、我ながら読書感想文もへたくそな私です(>_<)
私もきっとこれからもずっと
「あんなこと言わなきゃよかった、するべきじゃなかった」と
「こう言うべきだった、こうしたらよかった」
を繰り返しながら死ぬまで思案するのだろうなと確信して読了しました!
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